加齢臭とは?
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加齢臭(かれいしゅう)とは、年を取ると身体から出てくる独特の臭いのことだ。
オッサン臭さとか、ばあさん臭さという臭いなんだけれど、男性は40代から、女性は50代から臭い始めるという。
これが出てくると、若い女の子からは嫌われる事が多い。
女性の場合は、香水や匂い袋など、臭いのでるモノをつけていたり持っているので、なかなか気が付かれないけれど、オッサンの場合はもろにばれる。
年を取ったら、誰でも多少はそう言う臭いがするもんなんだけれど、最近はじいさんばあさんと暮らして育った子供が少ないから、慣れない異臭だと感じるらしい。
この加齢臭、ながらく原因物質が特定されていなかった。
特定されたのは、ノネナールという物質で、2000年の末に、資生堂によって報告された。
こんな臭い、とっくの昔に特定されていてもおかしくなかったのだが、欧米では嫌な臭いとしては認識されてこなかったらしい。
加齢臭とは欧米では、エイジングノートと言われているが、元々肉食で、ワキガなどの持ち主の比率が多かったので、さほど問題視されてこなかったということのようだ。
では何故最近、加齢臭が問題になり出したのか?と言うと、さっきも書いたが、近頃の日本人はじいさん・ばあさんと暮らさなくなり、加齢臭に免疫ができていないって事だろう。
臭いに敏感な人が増え、だからこそ問題になっているのだろう。
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体臭は、食べ物によって変わるもの?
加齢臭が最近問題になってきたのには、一つ伏線がある。
というのも同様の身体の臭いのワキガの増加だ。
ワキガというのは腋臭症というが、面白い統計がある。
黒人にはほぼ100%ワキガ臭があり、白人には半数以上の人にワキガがあるそうだ。
というのも脇の臭いを出す遺伝子は優性遺伝子なので、ワキガの原因遺伝子を一つでも持っている人は少なくないって事だ。
そしてもう一つ、日本でもワキガに悩む人が増えてきているという。
これは1980年代からずっと増え続けているというのだが、しかしそんなに急にワキガ遺伝子を持つ人が増えたとは考えにくい。
考えられるのは、ワキガ遺伝子を持っている人は昔から大勢いたが、今まではそれがあまり問題にならなかったってことだ。
日本人は、体臭があまり無いと言われていた人種だったのだが、実はワキガ遺伝子自体は持っていたらしい。
となると問題が出てきたのは、生活自体が変化してきたかららしい。
一番の原因と考えられているのが、食べ物の変加だという。
逆に言うと、食べ物を変えれば臭いの問題はかなりの部分解消されるらしい。